バイクとカメラで遊ぶブログ

モータスポーツ、バイク、写真、アクションカムで遊んでいます。サラリーマン時代のライフハック、ワークハック的な話も少々。

カメラを背負ってインドを旅した後輩

カメラを背負ってインドを旅した後輩

私が大学生だった頃の話。

カメラを背負ってインドを旅した後輩(以下、カメラ後輩)がいた。

カメラ後輩が帰国し、撮った写真を観て驚いた。

 

当時を思い出しながら書きます。※画像はイメージです

 

f:id:daytona_goto:20170908214459j:plain

 

後輩の人となり

カメラ後輩は、"気のいい奴"、"結構ガサツ"、"憎めない"、"誰からも慕われる"、

"ギャンブル大好き"、そんな男。

 

私の周りには、何故かカメラ好きな人が集まっていた。

カメラ部、写真部、映画部、いずれでもないけど、日常のおもちゃとして一眼レフを持ち歩く集まり。

皆で外に遊びに行くと、全員、首から一眼レフをぶら下げている。

「何の取材ですか」と声を掛けられる始末。

カメラ後輩は、そんな仲間の中のひとりであった。

 

カメラ後輩の機材を正確には覚えていないが、

Nikonのボディと結構良い単焦点レンズと記憶している。

 

何がきっかけか、カメラ後輩は「写真を撮りに、夏休みにインドに行く」と言って旅立った。

映画"星になった少年"とか、"ガンジス河でバタフライ"とか、

アジアが流行っていたのもあるかもしれない。

 

カメラ後輩の撮る写真は、その辺の人よりはうまかった。

写真部がよく撮る、ねらいに狙った写真ではなく、

一見ただのスナップ的だが、肩のちからが抜けて観やすい。

 

 

帰国した後輩の写真

さて、カメラ後輩が帰国し、撮った写真を観て驚いた。

怖い。生々しい。土のにおいが頭の中で湧き上がる。

 

写真はポートレートと、スナップ的な情景。

 

怖い。

インド人の表情は独特だ。

写り込んだ現地の人々の表情に笑顔はない。

カメラ後輩は "Photo, ok ?" と声を掛け、okの返事をもらってから撮ったそうだから、

レンズを向けられてむっとした訳ではない。

写真を撮られるときは笑顔、なんていう風習(価値観)がないのだろう。

 

生々しい。

当然だが、カメラ後輩は道行く人々にその場で声を掛けて写真を撮った。

背景に移るものは、ひび割れた壁、雑然とした日用品である。

現地の人々の生活が写っていた。

 

土のにおい。

写真に匂いがついているときがある。

紙とかインクとか香料ではなく、そこに写り込んだモノのにおい。

これは私の勝手な感覚だが、確かに感じるのである。

昔の思い出が頭をよぎったときに、その情景のにおいを思い出すように。

本当にいい写真は、においを纏っている。

 

カメラ後輩のインドの写真は、手元にないが、今でも思い出す。

誰でも、スマホ、コンデジがあれば写真、映像が撮れる。

 

私もファンライクにカメラを触っているが、未だにカメラ後輩を超える写真を1枚も撮れていない。

カメラ後輩は今、なにをしているだろうか。